近年、ようやく歯科界でも患者様の「歯と体」の関係をトータルなものとして見てゆく動きが出ており顎偏位症(いわゆる顎関節症)は、そのような動きの中から、最近マスコミにも多く取り上げられるようになってまいりました。
現歯科医療をヒポクラテスの「万物共存」の理念に基づき、西洋、東洋医学はもとよりヨーガ、気孔、考古学、人類学などグローバルな視点から見直し、人間本来の自然治癒力を理解して行くことが重要だと思われます。
自然界において「絶対不変の真理は“万物は変化する”」という考えを念頭において理想の顎位・咬合理論に加え、解剖学的立場からの所見、並びに私共の日常臨床(2009年現在において)を基に診療させていただきます。